今回は、kokomi.novelの運営者心湊(kokomi)が今思う小説の執筆にあたっての考えをお伝えします。前回に引き続き今までアップしたショートショートを厳選して自分的に好きなポイントを紹介したいと思います。
作者が選ぶ作品と好きなポイント
今回は最新に近い作品の中から三作品厳選してお伝えします。
初めに少しあらすじを書き、好きなポイントを紹介します。
『悪人の横顔』
一つ目、第二十二作品目『悪人の横顔』
あらすじ
容姿が整っており、青い瞳と高い鼻がチャームポイントのイギリス人と日本人のダブルの二十代男性(一昔前ではハーフと呼ばれる)が主人公のお話です。この主人公は一見すると良心の塊の様な優しさが溢れる端整でしたが、中身は狡猾な詐欺師だったのです。
そんな主人公は華麗な騙しで女性の心を利用するロマンス詐欺を繰り返していました。そんな日々でしたが、一人の女性に出会い、運命がガラッと変わります。
好きなポイント
※ここからはネタバレも含みます。ネタバレもOKな方は読み進めてください。
待っていた女性がフリルの付いた淡いピンク色の服を着て来店したときに主人公は気障なリアクションをするのですが、その時の表情を想像したときに、主人公が歯に浮いたセリフ言えてるわって思ってそうだと思いました。それが個人的に好きなポイントでした。
もう一つだけ挙げるとすると、主人公と会っていた女性は警察官だったのです。
上司に主人公の情報を報告する際に
「凄いことです国家予算になるぐらいの金額を年間集めてます」
と言うセリフがあります。
そんなことを感心出来るっておっちょこちょいな印象をこのセリフから感じられました。
もっと憎たらしい感想を持ってもいいと思うところだったのですが、普通に実績として認めているって面白いキャラクターだと思いました。
後の上司の突っ込み方もクスっとしたので好きなポイントです。
↓気になった人は読んでみてください☆彡
『落とし穴の向こう側』
二つ目、第二十四作品目『落とし穴の向こう側』
あらすじ
この話は最近気温が暑くなってきたこの時期にお勧めの一作です。
中年男性の主人公は最近、令和時代の世間の風に合わなくなっていました。
そんな日々を過ごしていましたが出張で田舎の町にやってきました。すると、町に大きな穴がありまして、散歩の途中に過って大きな穴に入ってしまいました。そこには豪華な宮殿と宮殿の奥には豪華絢爛な設え物がありました。さあ、主人公はどうなってしまうのか?というお話です。
好きなポイント
※ここからはネタバレも含みます。ネタバレもOKな方は読み進めてください。
好きなポイントはズバリ、良いように乗せられる主人公が気の毒だということです。
一見すると、調子に乗ってしまった主人公が悪いようなお話で最後の結末を迎えてしまうのです。
ですが、主人公は何度もネズミの顔をした生き物にこんなことしていいのかと尋ねているシーンもあります。
只、ネズミに良いように押し通されて流れるままに極楽な体験をするわけでした。
そりゃあ、そんな思いなんてしたことないから調子に乗ってしまい、再び訪れてしまうわけです。
ある意味、可哀そうな主人公だと思いました。のせられてしまうことで調子に乗るのはよく有るなと思います。
流されるままに良い思いをして、楽しくなってしまう主人公の様子が好きなポイントです。
↓気になった人は読んでみてください☆彡
『君は美人高校生、僕はただの大学生の片思い』
最後、三つ目は第二十六作品目『君は美人高校生、僕はただの大学生の片思い』
あらすじ
凡人の冴えない男子大学生が、電車で見掛けた美人高校生に一目ぼれする話です。
女子高生をちらちらと見ることしか出来なかった引っ込み思案な男子大学生でした。
しかし、意外な出来事をきっかけにその女子高生と連絡先を交換することができました。
二か月後無事二人は付き合えましたが、超絶自信のない主人公はずっと彼女と釣り合えているのか?気になっていました。そんな主人公に美人な彼女との明るい未来はあるのでしょうか?
好きなポイント
※ここからはネタバレも含みます。ネタバレもOKな方は読み進めてください。
この話の好きなポイントは、美人な彼女がしっかり芯のあるところです。
話しの最後の方で、主人公の男子大学生が自信がないことを打ち明ける形になりました。
その時に、彼にも素敵でカッコイイ彼氏と思って欲しいと彼女が言うシーンがありました。
平等で対等な恋人で居たいという彼女の願いが本当に思って言ってるのだろうなと感じられる展開で、好きなシーンでした。
↓気になった人は読んでみてください☆彡
小説を執筆にあたっての個人的な考え
ここからは小説を今まで書いてきた経験から個人的な感想を書きたいと思います。
小説を書くにあたっての感想はキャラクターになりきることの面白さです。
ショートショート以外も短編小説を書いたりしましたが、キャラクター一人一人の物語に書くまでの人生を想像し、今後の展開を予想していくというところが面白いです。
作者が書きたい物語に沿ってキャラクターを動かしていくのではなく、キャラクターが思ったりした考えに沿って、物語を展開していくと作者の自分だけでは辿り着けない世界観を体験できるのが執筆の魅力だと思います。
そうやって書いていった物語は私の知らない世界や感情、結末を教えてくれました。
前に書いた小説を例に挙げると、七歳の女の子は天才キッズとして、周囲の大人から褒められます。
しかし、それは一面に過ぎず、持てはやされた主人公は同年代の子のお世話をさせられます。
本来の子供としての生活が奪われてしまった話になりました。
書き始めた当初は飛び級で勉強して、秀才な主人公の華麗な人生と純粋なお世話する子への思いを書こうとしてました。
しかし、書き終えると只々子供らしい生活と純粋な心を奪っている話になっていると気付きました。
子供の生活は急かすものでも急ぐものではなく、時間を掛けて育むのが大切なんだと思えました。
小説にしてみると生活や人生を疑似体験できるので、新たに知ることが増えると思います。
皆様もキャラクターになりきり、小説を書いたら知らないことに気づけると思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
いつもブログを読んで頂き感謝致します。
執筆は、心湊(kokomi)でした。
